2012年4月2日月曜日

配属先、活動について

KTC233の共有ブログに少し記載したのだが、自分のブログにて改めて配属先の事、最近の活動について紹介したいと思う。

配属先 

私は村落開発普及員という職種だが、配属先はリンゲール県教育委員会である。実は配属先は県庁所在地であるリンゲール市にあり、東に43km離れている所に属する。(ダーラの方が町は栄えているのだが。。。)だから、活動計画作成、セミナーや研修の許可や任国外旅行の申請の際にはバスで1時間かけて行かなければならないので少し不便であるが、副代表のThiamさんがダーラに家族がおり、週末は基本的にダーラにいるみたいなので、今後活動に関してはThiamさんに相談しようと思っている。



  
最近の活動(Ngapp村にて

体調が良くなってきて、体力が少し回復したので、昨日久しぶりにNgappという村に行ってきた。この村は私の前任者が学校運営委員会(以下、CGE)を中心に女性グループ(生徒の親)を対象にマイクロクレジット(少額融資)の事業を始め、今も継続して行われている村である。今の所、この村をモデルとして、他の村でもCGE中心にマイクロクレジット事業ができないか企み中なのである。
Ngappのマイクロクレジットの仕組みとしては、CGE代表者である、Abdou Coumbaさんがダーラにある銀行からお金を借り(年に数回、数万CFA借りるとのことで具体的な回数は述べられていない)、その資金を無担保で女性グループ(生徒の親)のメンバーに貸している。女性達はその融資をもとに事業を始め(落花生から油を取って売ったり、家畜をしたり等)、そこからの収益の10%を学校運営費や子供の教育費(文房具・教科書)にあてているらしい。返済の利子が何%なのか、女性グループは何人で構成されているのか具体的なとこまで掘り下げられていないので、拙いウォロフ語と仏語で何とか駆使してコミュニケーションを図り、情報収集していきたい。

とりあえず、今回、村に訪問して、このAbdou CoumbaさんはCGE代表を2005年からずっと継続してやっており(Abdou氏によるとCGE代表は住民に選定され、5年毎に選挙があり、彼は2回も選任された)、Ngapp以外の村の小学校の校長先生を知っている事が分かったので、私の中で彼を勝手に「カウンターパート(CP)」として位置づけ今後活動を行っていきたいと思っている。

また、彼にいつCGEやマイクロクレジット関連の会議があるのか聞いたが、状況次第とのこと。私が「今度、会議がある時参加したいんだけど・・・・」と言うと、「君がやりたいって言ったら皆を集会させるよ。その代りきちんと責任をもってね。」と言われ、少し困惑したものの、一気に情報収集するには集会はかなり効率的であるし、Abdouも比較的協力的に思えるので、しっかり聞きたい情報をまとめた上で集会開けたらなと思っている。

他の村もまだ見れていないし、まだまだ自分が理想とする「活動」までに至らないけど、少しずつ、先が見えてきたのでこの調子で頑張っていけたらなと思う。

今後、英語と仏語力強化のため、日本語→英語→仏語で記載していく予定である。
ひとまず、日本語にて。


CGE代表Abdou Coumbaさん


マイクロファイナンスや学校運営に関して話し合いがなされている集会場。結構しっかりとした建物で感動した。

Abdou Coumbaさん自慢のトマト。彼は野菜栽培も日々やっている。今後色々セネガルでの野菜栽培について話を聞きたいと思っている。