2012年11月18日日曜日

La réunion de PAES2 à Kaffrine -PAES2会合@カフリン-


111315日までPAES2会合に参加するため、セネガル南部カフリンに行ってきた。カフリンは以前カオラック州の一部であり、2008年にカフリン県、クンゲル県を分割してカフリン州が設置された。カフリンは町の活性具合はさほど任地ダーラと変わらないけど、やはり州だけあって教育委員会の規模やSonatel(通信会社)があるところが違う!


IDEN@カフリン、IDEN@リンゲールより規模が大きい!

今回、JICAの「教育環境改善プロジェクトPAES(フェーズ2)」のモデル地域となっているカフリンで会合が行われた。プロジェクトの詳細は以下のHPをご覧ください。
http://www.jica.go.jp/project/senegal/001/outline/index.html

会合の内容は主にモニタリング(管理)で学校運営委員会(以下CGE)の連合をどのように機能させていくかという事について教育省の人、州視学官、県視学官、学校関係者(特に校長)、CGE関係者、市町村代表が集まり話し合いを進めていた。実はルーガ州(私の任地含む)でフェーズ1が行われ、CGEを組織化し、運営向上を行うための会合・研修等を行っていたのだけれども、やはり県視学官数名が県内の学校(例えばリンゲール県内だと254校)をモニタリングするのは困難であるという課題が出ていた。そこで、フェーズ2ではCGE連合を設け、よりモニタリング強化をしようという事で今回話合いの場が設けられた。

会合の中での議論やグループディスカッションの様子を見ていて、セネガル人がイニシアティブをとって話し合いを進めている所が本当に素晴らしいと思った。もちろん、プロジェクト含め会合の支援は教育省だけではなくJICAによっても行われているのだけれども、JICA教育専門家さんが主体となって議論を進めているのではなく、セネガル人それぞれが主導的に話し合いを進めていく姿に物凄くやる気を感じられたので、改めて会合の場に参加できてよかった!

更にこの会合に参加してよかったと思う事は今後自分が人を集めて会合や研修を行う上でどういう事ができそうか?可能か?具体的なイメージをもてた事。ボランティアレベル(草の根レベル)なので、お金はそこまでかけられないけど、アンケート調査結果を報告し、その結果から分析された課題を学校関係者、CGEメンバー、保護者達と話し合いできる場を作っていきたいと改めて思った(もちろん、私が主体となって議論を展開していくのではなく、セネガル人達が主体的に話合える場が理想である)。

会合の様子
Group Discussionの様子(4つのグループに分かれて話し合い。各グループ30名程度)

Group Discussionの後それぞれのGroupが今後の課題について発表

今回、会合に参加して改めてCGEの活動について学んだ事がたくさんあった(特に活動計画作成(PAV)、中間・年度末総括表提出する義務がある事や学校運営資金に関してCGE管轄である事等)。私自身、期待される要請内容から学校環境改善、学校運営向上をCGEと一緒に行っていく事が記載されているのだけれども、一緒に活動をやっていけそうな人物として結局校長先生が多く、今はCGEの活動にあまり触れていなかった(CGEの代表者の中で一緒に活動できそうな人がなかなか見つからなかった事や学校運営に関してはCGEのメンバーを探して話を聞くより校長に聞いた方が早かったという理由もある)

任地の学校の様子を見ると学校運営(特に資金面)が上手くいっている学校は大体校長がしっかりしている。ただ、校長は必ずしもそこの学校にずっといるわけではないし、移動する可能性もあるので、もしその校長が移動してしまえばそこの学校運営状況は悪くなる可能性だってある。一方で学校運営がCGEメンバー(村・地域住民代表)によって機能していれば校長が代わったとしてもそこの学校運営状況が悪くなることはない。よって、CGEが機能し、CGEによる学校運営(特に資金管理)は非常に大事である事が改めて分かる。

今回カフリンで活動する先輩隊員であり同じ村落でIDEN配属の方がCGE中心に活動を進めているという話を聞き、掲げている活動目標は違えどCGE活動についてコツコツ情報を集めたり、学校関係者以外(特に村地域代表、村長、保護者、役所関係者等)と繋がりを持つことが重要であると認識したので、今後CGE活動や村住民達とも積極的に関わっていきたいと思う。

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