2012年11月16日金曜日

PDEF ‐教育・訓練10カ年計画‐

11月8日、ダカールにて教育関係者勉強会に参加してきた。
※教育関係者勉強会とは国連機関(UNICEF、WFP、IFC)、JICA関係者、大使館、JOCVが集まり、それぞれ発表者を決めて意見交換を行う会合である。

今回、セネガル国家教育政策である「Programme Décennal de l'Education et de la Formation (PDEF)」、「教育・訓練10か年計画」について振り返る内容であった(私自身、今後セネガルの教育に関して研究していくうえでこの政策の概要を知っている事は非常に重要)

2000年に始まり、10か年計画なのだけれども、2003年に改訂が行われ2011年に終了。来月12月になんと新しいPDEF(2012‐)が発表される。2011年終了時のPDEFから内容がどう変わっているか非常に楽しみである。

PDEFの3つの柱として①教育へのアクセス、②教育の質、③学校運営・管理が挙げられる。

①教育へのアクセス
・教師不足(雇用)
・学校インフラ(教室)整備
教育機会の多様化(フランコアラブ学校やダーラ)

②教育の質
・カリキュラム
・十分な教科書の供給
・学校給食
・学校プロジェクト(補助金給与等)
・学習時間 評価基準の標準化
・教師の初期及び継続的な研修

③学校運営・管理
地方分権/権限移譲
教員の配置等の管理
参加型学校運営

※・で示されている項目は重要課題とされている。

私の活動はこの中でも③学校運営・管理の中で参加型学校運営における学校環境改善、運営向上のサポートをする事である。全体的にみると重要課題には挙げられていないけれども、教育のアクセス、教育の質向上する上でも学校環境をまず整える事は非常に大事であると思っている。

JICAプロジェクトも基本的にPDEFの中に掲げられている重要項目対象にプロジェクトは進められている(ここで具体的にプロジェクトとPDEFについて記述すると長くなってしまうので、割愛させて頂く。)

全体の中で自分の任地における学校状況、問題を把握する事は非常に大事である。セネガルに来るまでエチオピアを対象地域としてずっと研究してきたため、セネガルの国家教育政策について十分把握しきれていなかったし、いまだ十分な文献調査ができていない。

今回の勉強会である程度セネガル国家教育政策に関してイメージができるようになったので、文献調査を進めながら具体的に研究計画を進めていきたい。目標は1月までに研究計画書を作成する!(実は2013年1月にセネガル隊員のOBであり研究科の先輩が理数科教育プロジェクトの業務調整専門家としてセネガルに赴任するためそれまでになんとか形にして見てもらいたい)

2013年1月は隊員総会、1年報告会があるため、活動面でも忙しいのだけれども、なんとか2012年が終わるまでに色々と自分なりに1年目の活動や研究面で目標を達成して、2年目を迎えられたらと思う。

後、2ヶ月が勝負!!!!!!!!!!!!!!頑張ります!

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