2012年12月22日土曜日

Synthèse sur la enquête éducative -学校環境・運営改善に関するアンケート調査 総括-

12月20日、ようやく学校環境・運営に関するアンケート調査を終えた。対象はチャメヌパス地域(23校)、ダーラ市内(12校)の計35校の小学校だったけれど、たまたま遭遇した他の地域の村落部小学校校長にも協力してもらい、結果的には37校でアンケート調査を実施した。

今回、アンケート作成者であるSidy(以前Melakh小学校校長、現在ダーラ市内の中学校の数学教師)、同任地の先輩隊員に協力してもらい、無事に12月中に終える事ができて本当に良かった。2人に感謝!

アンケート調査を経て学んだ事と気づいた事
・自身が作成したものではない質問票を使って代わりに説明する事は難しい。
・初めて行く学校ではなかなか信頼関係構築ができていないため、コミュニケーションを図る事が通常より困難。
・自身のコミュニケーション能力の低さ(主にフランス語、ウォロフ語において)、アンケート調査実施にあたる知識・スキル不足を痛感。
・質問に対する回答は全て3択式(簡単に言えば①いいえ、③どちらでもない、⑤はい、といった具合)。どの回答にも該当するもしくは該当しない場合の選び方が困難。
・アンケート調査を通して実際に学校運営、資金管理等の仕組みが分かった。

良かった事
・毎回、前日になるべく相手(校長先生)の都合の良い時間帯に合わせてアポ取っていたのだけど、大体の人が時間通りに学校にいてくれた。
・CGEメンバーの代表者、会計係を呼んできてほしいと頼んでいたらきちんと呼んでくれていた(中には仕事の都合上会えなかった人たちも多々いる)
・アンケートの質問項目に対して適切に答えてくれた(きちんと自身の運営が上手くいっていない場合に「No」と言ってくれる人は正直である)。
・CGE内規、貸借対照表、学校のプログラムを嫌がらずに見せてくれた人達がいた(きちんとやっている証拠である)。
・アンケート調査活動に快く協力してくれる人、有難いと言ってくれた人、自身の問題が明確になったと言ってくれた人達がいた。

悪かった事
・アンケート実施後、見返りや資金援助を求められる事が多々あった。確かに以前JICAの教育環境改善プロジェクト(PAESフェーズ1)が入っていて資金援助がなされていたとはいえ、援助慣れしている学校に対してはやはり残念に思う(現にJOCVは問題提起してくれるけど、解決策は提示してくれないとまで言われた。なぜJOCVが解決策を提示しなければならないのか疑問に思った。答えを見つけるのは彼らの仕事である。)
・個人の私物を要求された事(パソコン、バイク等)
・アンケート調査に対してInspection(検査)だと思っている人がいた(色々資料を見せてと言ったのでこう思われるのは仕方ない部分はある)。

37校でアンケート調査を実施できた事は良かったけれども、まだまだ質の部分(質問内容、インタビューの仕方等)では課題があるので今後自身が研究で調査させてもらう時にはそこを改善した状態で行えるようにしたい。

今後、アンケート結果をデータ化してCPとともに分析し、その結果に関して情報共有及び意見交換という形で研修を行っていきたいと考えている。

ダーラ市内の小学校Ngo,m、ダーラには2校日本の援助で建設された学校がある。


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