2013年2月4日月曜日

J'ai commencé à faire le jardin scolaire à Ndiahye‐学校菜園始めました@ンジャハイ村‐

以前Ndiahye(ンジャハイ)村(ダーラから約25㎞先)の小学校校長とダーラ市内で出逢い、アンケート調査に協力してもらった際に「学校菜園をやりたいと思っている。協力してくれないか?」と言われていた。

この校長は私の前任者がかなり御世話になっていてかなり信頼をおいている人でもあった。彼のやる気がどれくらいあるのか懐疑的ではあったが、一度学校訪問してから検討してみる事にした。ちょうどダーラとリンゲールの間の村でもあり、隣町リンゲール(40㎞先)の野菜隊員がその周辺村で活動していたので協力を呼びかけた。

1月29日、Ndiahye村小学校に訪問。アンケート調査をした時に生徒19名、校長たった一人で授業をやっていると聞いていたので、どんな学校なんだろうと思っていたけど、来てみるとしっかりとした校舎、瓦礫の囲い、トイレ設置有、広い校庭があった。

これは学校菜園の可能性大(瓦礫の囲い=家畜が入ってこない、広い校庭=十分な学校菜園の場所確保可、学校自体に水はないけど、井戸が学校近辺にある)

野菜隊員が人参、大根、オクラ、ビサップ、キャベツ、トウガラシ、トマト、ナスの種をもっているので、それらの野菜栽培を現在検討中。そして校庭の中で菜園の場所を定め、土や堆肥を作るための材料を準備しておいてもらうよう伝える。

2月1日(金)、Ndiahye村小学校に再び訪問。なんとちゃんと場所確保、準備を行っていた。


朝食を頂き、その後いざ作業へ!
まずは土づくりから。1.形を整える。2.水を浸み込ませ土を柔らかくする(この際大量の水を使用)。

校長が畑の土づくりの準備している様子
水を浸み込ませた後、3.馬糞、藁、炭の灰を投入する。4.3で投入したものを土に混ぜる作業を行う。
頑張って堀起こし、混ぜる作業を行った時の様子。結構力が必要!
こうやって野菜栽培のための土づくりがなされる。本当に学ぶ事が多い。

まずは5つの畑を皆でつくった
次に堆肥を作る作業。1.より発酵させるためかなり深く穴を掘る(目安は膝より少し下)。保護者会(APE)のメンバーであるおじちゃん、頑張って掘ってくれた。
2.次に馬糞、藁を投入。その後土をかぶせて発酵するのを待つ。(野菜隊員によると2週間後くらいに落花生(ピーナッツ)の殻、水を投入するとの事。堆肥が作られるのは結構先になるのかも)
次に堆肥を作る作業。

堆肥作成後、畑に投入!
井戸から汲んできた水をここに入れて、如雨露やバケツを使って水を運ぶ。
農作業は肉体労働で、疲れるけれども、なかなか楽しかった。何より野菜隊員から学ぶ事多し。

野菜栽培をやっている先輩隊員は3月に帰国してしまうので、それまでに色々野菜栽培に関する知識とスキルを身に付けさせてもらえたらと目論んでいる。

農業、家畜、セネガルにいる間じゃないとなかなかできない事を今のうちにやっておきたい。


【専門性に関して】

学校訪問をして、学校菜園を始める話をしている時、野菜隊員と一緒にいたせいもあるが、自身は単なる人と人を繋げているパイプ役となっているだけで私自身に価値がないのではないかと思い始めた。野菜隊員は野菜栽培をやりたい人がいれば必ず必要とされる。自身の専門性のなさ、ジェネラリストである事を思いっきし突き付けられた瞬間であった。

赴任当初から「何ができるの?」とは常に聞かれていた。でも、現場の状況を知らずして自分ができる事をこなすだけの活動なんて意味がないと思い、情報収集に努めた。アンケート調査等を通して情報収集を行う事自体は良い事だけれども、改めて技術的なスキル、知識が欲しいと思った。

まだまだ色んな覚悟や自信がないのだけれども、専門性をもち、「自分はこれができる!」というものをきちんともって生きていきたいと思った。

今後、活動とは別にNGOの活動で保健・衛生分野、マイクロファイナンス事業を見ていきたいと思っている。保健分野は教育に結びつきやすいという意味合いで見ていこうと思っているけれども、マイクロファイナンス事業自体は個人的にも関心があり、今後活動の中でも寄付金を利用してマイクロファイナンスの仕組みを利用していこうと思っていて、少しでも学校運営費向上できたらと思っている。

学校菜園、寄付金を利用したマイクロファイナンス事業、別枠でNGOの保健・衛生関連の活動を見ていく事は結構きついかもしれないし、色々と手を出し過ぎなのでは?と自分自身でも思ったりしている。しかしながら、今のうちに現場にいるうちに見ておかなければと思う気持ちもあり、活動と上手くバランス保ちながらやっていきたい。

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