APE(PTA)会合
6月15日、念願の保護者会合に参加してきた。使用言語がウォロフ語の為、1~2割くらいしか理解できていないのだが、学校の予算状況について説明している事(主に来年度の中学校入学する生徒増加が見込まれ、それに見合う教室が足りていない、校舎設立する費用がない等)、保護者会の目的が生徒の成績表配布などである事は流れからつかむことができたのでよしとする。
興味深かったのが、最初に成績表を生徒ではなく、親に開示するという事。日本の小学校は確か生徒に配布してから後で親に見せるという流のはず・・(少なくとも私の通っていた小学校はそうである)。おかげで生徒達が気になる様子で教室の周りに集まり、成績表が親に渡された瞬間、走って見に行く子供の様子は見ていて何だか微笑ましかった。
Ngappにある学校は本来小学校の校舎であるのだが、幼稚園、中学の校舎がないため、教室の一部を借りて使用している状況である。そのため、十分な教室がなく、来年度中学に入る生徒の数は増える一方なので、中学校の校長が教室確保できるか懸念している。(なので、よくJICAに頼んで校舎建設してほしいとお願いされるのである・・・。)中学校の校長の話によると、校舎建設にあたっては教育省が決めるらしく、県教育委員会にはその権限はないとの事。となると、いくら私の配属先であるリンゲール県教育委員会に話をもっていっても意味ないという事。難しい問題・・・。
この学校は小学校の校長も誠実かつしっかりしている人なので、先生もストライキする事なく授業も円滑に進んでいるし、学校運営においても問題ない様子。つまり、ボランティアが入る意味合いはそこまでなさそうなのだが、中学校校舎建設に関しては何か手伝える事があればなと思う。本当に熱心かつ良い校長先生なので。
学校給食
JICAのプロジェクトでも学校給食は導入されていたが、Ngapp村ではWFP(国連世界食糧計画)の支援によってトウモロコシ等穀物が各学校に支給されている。
参考までにJICAの学校給食プロジェクト@セネガル
これは学校が家から遠い子供達のためにお腹を空かせて授業に集中できないという状況を避けるため、行われている。
ちなみにセネガルの小学校は月曜・水曜・金曜は8時~11時、30分休憩、11時半~13時まで、火曜・木曜は午後の部があり、15時~17時まで授業が行われている。今は暑い時期だからか、ダーラの市内・郊外小学校の授業は基本的にどの曜日も14時で終わる方針になっているとか。
にしても、14時まで朝食済ませてから何も食べられないというのはやはり子供にとってきついであろう。そういった状況でWFPの学校給食支援はかなり役立っているのではないかと思う。
トウモロコシを煮ている。この料理がウォロフ語で「Lunch?(Runch?)」というらしい。
このWFP(Canada)の袋にトウモロコシが入っている
火を燃やす木を探す生徒と先生
「Lunch?(Runch?)」を食べる子供達
このようにお皿に取り分けて生徒に配る
給食に群がる子供達
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