2012年6月21日木曜日

バイク試験@ルーガ

6月8日、2回目となるバイク試験に向けてMadameにご機嫌とり、事前に試験対策をし、セネガル服を着て挑んだが、結果はまたもや不合格。

今回は事前にルーガの教習所に通い、仏語での答え方を教えてもらったり、問題について解説してもらったりとできる限りの努力をしたつもりだったが、試験官には認めてもらえなかった。


ルーガでのバイク試験は口頭で行われる。つまり、仏語かウォロフ語ができないと「理解していない」とみなされる。今回は多少間違えた項目もあったが、5問中3問は確実に答えられたと自覚している。同様に、セネガル人ですらきちんと答えられていない問題も多数あったし、最後に質問をかなり受けていた女性は(なぜか最後に質問攻めにされる人は大抵受かるとみなされている・・・・)思いの外、回答を間違えていて、試験官にも「間違えているよ・・・・あはは」みたいな対応をされていたのに、結果は合格。本当に合格する基準が全く分からないまま試験終了。試験官が「なんか試験なのにクラスみたいだったね・・・あはは」みたいな感じで終わり、今回は誰が確実に受かったかも分からない状態で終わったのが納得いかず、全ての試験が終わるまで待つことにした。


しかし、結局、試験官に落ちた原因なのか聞いても「xamul dara!(おまえは何も知らない)」と言われ、しまいには「ウォロフ語で答えないとだめだよ」的な事まで言われ、理不尽かつ差別的な対応に相当落ち込んだ。仏語でも相当覚えるのに時間がかかるのに、更にウォロフ語でやれと言われたらもっと時間はかかる。それに教材は全て仏語なので全部ウォロフ語訳しなければならない。バイク乗るまでの道のりが長い・・・・。


中には「お金(賄賂)渡しちゃったら受かるよ」と言う人もいるのだけれど、これをしてしまうと後の隊員皆「ルーガの試験では賄賂を払わないと受からない」となってしまう可能性が高いし、自分的にもお金渡して合格!っていうのは何か嫌なので、ここは正当に合格するために頑張ろうと思う。にしても思った以上にショックを受けているというか、引きずっている自分がいる。


隊員生活は平等ではない。任地によって、生活環境、接するセネガル人の民族も違う。バイク試験を受ける州も違えば、やはり合格の基準も違ってくる。比較しても仕方がない事は十分承知しているけど、やっぱり1発合格できた隊員が羨ましく思う。

この苦労を糧に今度の試験は合格したい。


 教習所で働いているPapa
1回目の試験で落ちて悔しがる私に道路標示の解説資料をくれた。

Papaの子供、Babaka

 私に試験対策に協力してくれたPapaの弟、Badara


2回目の試験で落ちこむ私を支えてくれたネネ@先輩隊員宅

0 件のコメント:

コメントを投稿