2012年8月18日土曜日

セネガルに来るという事

今日、先輩隊員と話していて気になる事、自身について振り返る事があったので、ここに記すとする。

先輩隊員は残り5ヶ月で帰国を迎える。そろそろ次の進路について考え、悩む時期でもある。中には仕事を辞めてきている人、新卒ブランドを捨ててきている人、色んな人が協力隊としてセネガルに来て活動している。

その中で私は大学院2年間休学し、その後復学し、就職活動をして卒業を迎える予定である。周りから見ればきっとある意味守られている環境の中、セネガルに来ていると思われていても仕方ない。

どんな環境であれ、状況であれセネガルに来る事を決めたのには何か理由があるはず。それを縁と捉える人もいるだろう。

私が最も気になる点として、セネガルに来る事を自ら決断したにも関わらず帰国後の人の目や反応を大いに気にしている所。

日本人の中には内向きな人もいるし、海外に興味ない人だっている。そういった人から見ればやはりセネガルでの経験は凄いと思われる部分もあるだろう。にも関わらず当の本人達が自身の経験を凄いと思っていないとして周りがそう思う事に対して嫌悪感を抱くのは何か間違っていないだろうか。むしろ関心をもっていてくれる人がいたらどんどん積極的に話していけばいいのではないだろうか。

そうこう考えていると、セネガルに行く事をなかなか決断できないでいた2011年4月から6月あたりの自分を思い出した。あの頃の私は開発分野で働く決意をして大学院浪人までしたものの、いざ大学院に入学してみると周りが就職活動の話をしていたり、協力隊としてセネガルに行こうと思っている話をすると驚かれたりと国際開発研究科なのに同じ志をもっている人の少なさに落胆し、少しばかり自分の進路に対して見直し始めた(協力隊辞めて、就職活動しようかと考えた時期もあった)。色々振り返ると、私は物凄く周りの見方を気にしていたように思う(協力隊後、就職するのが遅くなる事に対する焦燥感も感じていた)。大学院浪人していた時期は周りの見方を気にしてもしょうがないし、自身の達成すべき目標(大学院に合格する事)が明確にあったからあまり気にする事はそこまでなかったけど、大学院に入学してからは自身の中にある目標に対する気持ちが薄くなりつつあった。それも周りの影響があったとはいえ、自身の中のモチベーションみたいなものが十分に確立できていなかったのだと思う。

今でもその目標においてやはり揺らぐ時はある。けれども少なくともセネガルに来て本当に良かったと思っているし、何よりあまり周りの見方も気にならなくなった。興味・関心を持ってくれる人は何かしら連絡をくれるし、自身の活動を応援してくれる人もいる。後は身近な人の理解や応援によって本当に支えられていると感じる。分かってくれる人、よき理解者がいる、それだけで十分だなと思った。

帰国後、就職活動等で全く関心ない人に説明しなければならない場合、かなりのもどかしさを感じる事はあるかもしれない(なかなかセネガルに来た事のない人に全てを説明する事は難しい部分がある、自分の説明能力も関係しているとは思うが・・・・・)。

でも、何より大事なのは何かしら理由、縁があってセネガルに来て、2年間過ごした経験を言葉にできない、自分のやってきた事に自信がもてないのはもったいないと思う。それもこれも相手にどう見られるかを気にしている事が大きな理由だと思う。

色んな隊員を見てきたけど、なかなか自信もってやっている人は少ない。謙虚に見せているだけなのかもしれないけど、私からしたら疑問点が思い浮かんでならない。

そうこうしている間に残り1年5ヶ月。長いように見えて実は短い。この期間内に自身のやりたい事、やれる事は徹底的にやり遂げたい。

2 件のコメント:

  1. 今を信じて頑張れ!

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    1. 返信遅れました!コメント有難う!色々大変な事もあるけど、なんとか頑張ってます!最近、以前にもましてタフになった実感もあるからこの調子で残り1年4ヶ月頑張りますわ~~!

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