2012年5月19日土曜日

5月5日 先輩隊員による教員セミナー、写真展

5月5日、子供の日にダーラで先輩隊員が教員セミナー、写真展を開催したので、その時の様子について紹介したい。

・教員セミナー

セネガルではあまり初等教育において情操教育(図工、音楽、体育)が取り組まれておらず、現場教師は知識・経験が十分ではないと問題視されている。協力隊員によって作成された体育、音楽、図工の指導書が2010年にセネガル教育省に認可され、その指導書普及も兼ね今回ダーラで教員対象にセミナーが開催された。

図工授業の様子 
(セネガル名物チェブジェンをグループで作成)

 栄養に関する授業の様子
(セネガル国旗を用いて栄養3要素について学ぶ)

音楽授業の様子
(指導書にある仏語の歌を指導)

先生が生徒になって受けている授業風景はなんだか見ていて面白い。必死にメモを取る先生もいれば、そのセミナーの授業自体楽しんでいる先生、お昼のチェブジェンを楽しみに来ている先生、本当に色んな先生がいる。
私はセミナーに必要な水を用意したりと間接的にこのセミナーの補佐をしただけだが、セミナー開催する事、コーディネートする事は大変だったんだろうなと思う。先輩の頑張りがあって合計約30名ほど集まり無事セミナーを終えた。


・ダーラ市内、郊外15校の小学校における写真展

これも先輩隊員によって開催され、市役所で2日間に渡って行われた。1日目は夕方開始のセレモニーから。大量の子供達が前に前に押し寄せ、落ち着くまでにだいぶ時間がかかった。

中には写真を盗んだ子供、盗もうとする子供がいて、その見張りをするのが大変だった。おかげでセネガルの子供が少し嫌いになったし、本当に言う事聞かない子供には体罰が必要とさえ思った。(セネガルでは体罰は禁止されていない。よって授業中言う事聞かない子供に鞭を打つ先生もいる)

写真は先輩隊員が撮ったもの、子供たちが撮ったものも展示されている。写真展の目的としては親に学校での子供や先生の様子を知ってもらう事。また子供自身が撮った写真を見て楽しむ事。



目的が達成されたかより警備が大変だったのが印象的だったが、自分の写真を食い入るように見る子供達の姿はやはり微笑ましい。

写真展の写真は先輩隊員が帰国後、JICA北陸によってどこかに掲示される予定である。



今回のセミナー、写真展は今後自分がイベント開催する上で準備、当日の動き等かなり参考になった。先輩隊員は1月で帰国してしまうけど、その後何か継続して行えるよう、頑張ろうと思う。

2 件のコメント:

  1. ヘー!写真展かー!おもしろいね!そういう情操教育のアイデア、こっちでもつかわせてもらいたいわ!でも、写真を盗まれるのは、ビックリ。。

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  2. 写真展するなら掲示に関しては結構お金費やした方がいいと思う。今回、掲示は先輩隊員の自費だったから板じゃなくて、グリヤージュに写真を糸で結んで掲示してたんだけど、やっぱり子供に取られやすいんだよね。もっと頑丈にしていたら(板とかに張り付けたり)子供に盗まれなかったと思う。現地業務費も申請から結構手間暇かかるし、申請通るのも難しいみたいだから金銭面も悩むね。

    後、私の前任者は絵画コンクールとかもやっていたみたいだよー。また色々活動の情報共有しましょう!

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